内高1寮生日誌


◎四月一日 
 今日から年度が替わり2018年度だ。義務教育も終わり、寮も替わり、本格的に生活し始める。中学校3年間ここまで引っ張っていただいたY先生は新たに中1を指導することになり、これからはK先生にご指導いただくことになった。多分これをお読みになると思うので、まず宜しくお願いします。Y先生には「頼るのではなく、自立も大切だ」と言われた。高校生のイメージは、もう背丈は大人と同じで、精神的にほぼ完成しているという感じだ。そのイメージに少しでも近づけるように頑張りたい。友達の中には“高校生になったらやりたいことがある”と言っている人がいました。何事もスタートダッシュが大切です。開幕3連敗しているファイターズのようにはならないようにしなければなりません。新しく始まることが多くあります。今までのツケを精算し、新しいツケを作らないようにしたい。個々の目標があると思うので、それに向かって外進も含めて皆で高め合っていけるような学年にしたいです。



 

◎四月四日
 今日は3月の暖かさが嘘のようなとても寒い1日だった。この日誌を書いているこの手も多少かじかんでいる。正式に高校生になったことで、生活がガラリと一変した。中3の頃から所々で高校生のスケジュールになりつつあったが、この4月になって完全に高校生の仲間入りをし、学校においてもクラスの移動や担任の変化があったこと等から本当に高校生になったのだという事を実感している。自由がきく範囲の広がりから便利になった事が多々あり、今まで気を使ったり、一苦労が必要だったものが不要となった。その点では満足している者が多いと思う。ただ、一方で進級に伴って新生活への慣れ、部活との両立、そして勉強など、不安を抱える者も少なからず存在する。 今日、私は部活の一環として千代台に行った。度々雪が降り、身に刺さる寒さの中、3時間の自主練を終えた。「無駄な時間を過ごしてしまった」とは思っていないが、もっと他にやるべき事はあったのでは?と思いを巡らせる。高校での生活は、大学入試に直結し、延いては人生に直結する。そのため、自分に与えられた時間を無意味に使ってはいけないと常々思っているが、なかなか実行するのは難しい事だと思う。だが、少しでも高校生活を有意義なものにできるよう、意識を切らさないように精進していきたい。
 



 

◎四月六日 
 中学寮から高校寮に来て数日が経った。高校寮は中学寮に比べてとても利便性が富んでおり、しかも四人部屋であるため前の大部屋と比べるとストレスの少ない事が身を持って知る事ができた。傍から見たら、「何て楽な環境なんだ!」と中学寮にいる後輩は十中八九思うであろう。そのような考えを持つ人々に私は言いたい。「それは幻想である」と。高校生になると前よりも自主性を求められ、しかも調理場を使用してカップラーメンやインスタント食品などを食べられるようになったので、自分の一回に取るカロリーを調整しなければなりません。中学は義務教育なので赤点を取り、成績表に*を付けてしまっても留年する事はなかったが、高校では一つでも*を付けてしまえば留年になってしまう。前述した通りに、高校に入学すれば自分で自分を管理する能力を求められるため、あまり楽な生活ではない。私は今まで高校寮での生活を強く熱望していたのだが、これほどハードなものだと知るよしもなかった。これからも高校生活を快適にするために頑張ろうと思う。



 

◎四月八日
 高校生活が始まって数日が経った。一日一日がとても早く感じる。それは毎日が充実した、とても忙しい日々を送っているからだろう。高校野球も始まり、一日の中で無駄な時間が全くない生活だ。今までにはなかった野球の夜練習も始まり、とてもハードなスケジュールをこなしている。そんな中、今日は部内で紅白戦を行った。私はレギュラーチームの先発ピッチャーだった。もちろんレギュラーチームなので、自分の後ろを守る野手はチームの中でも上手い人ばかりだった。後ろの野手の堅い守りにも助けられ、私は予定通りの7イニングを3失点で抑えることができた。最初にしてはとても良いスタートを切ることが出来たと思う。また、今日の試合で改善点も多く見つかったので、来週の練習試合に向けて一つ一つ改善していきたい。明日からは本格的に学校の授業が始まる。新しい先生ばかりなので、早く授業のスタイルの慣れて、予習、復習、テスト勉強の仕方を見つけていきたい。まずは、スタディサポートで良い成績をとって勉強の方でも良いスタートを切っていきたいと思う。

 

◎四月十一日
 まだ入学式から2週間も経っていないのですが、何だかもう1ヶ月くらい経過したような気分です。外進生とも食事のときに話をしたり、学校で声をかけたりすることがあり、「上手く関わっていけるのか?」という入学当初の心配は消えつつあります。
 最近、私がいる2××号室に大きなテーブルが届きました。ルームメイトの○○君が用意してくれたものです。これが何とも使いやすく、皆でカップラーメンやお菓子を食べたり、勉強したりするのに使えるので、とても便利です。よく思うのが、高1の4人部屋の中で一番機能的で充実している気がします。スリッパで部屋に入るのを禁止して、適度に床を掃除して、ゴミ箱を分別して捨てて袋を付け替えるということは、思っていたよりも面倒くさいことですが、それを続けているということは、それだけ皆ちゃんとしていると思うのです。結果的に、皆この2××号室は使いやすいと言ってくれていて、よく他室の人とこの部屋で集まることもあります。長くなりましたが、私たちの部屋は、とても快適で使いやすいです。
 まだ高校生は始まったばかりですが、色々なことを継続していけたら良いと思いますし、充実な高校生活でいけたら嬉しいです。

 

◎四月十六日
 高校生になり、色々と世界が変わって見えるかな?と中1の頃は思っていたが、案外変わらないものである。何ていうのだろう?別に淡い恋愛とか冒険とか、そういうものがあるとは思わなかったが(ちょっと期待していたが・・・)、正直中学寮の延長線上でしかない。こんなものか・・・。
 数学は元々、数Ⅰ・Aの範囲は入っていたし、寮生もいつものメンバーだし、義務自習の時間もさほど変わらないし、寮生活も同じである。高校寮に対しても中3の高校寮に行く直前までは、「すごい所」というイメージだったが、いざ入ってみると「えぇ~○○出来ないの・・・」の連続である。「たこパ毎月やろーぜ」「ポスター貼りたい」「冷蔵庫を持って来よう」など、色々と夢の寮生活を描いていたが、全て夢で終わった。料理ができるという点で、最初こそ色々やったが、今はめんどくさくて、結局何にもしていない。
 途中からグチのようになってしまったが、大学入試を控えている高校生が過ごす寮としては、最高のところなんだと思う。四人部屋でアホなことを毎日しているが、もうそろそろ、受験勉強いや高校生として勉強を始めていこうと思う。

 

◎四月二十二日
 最近は「疲れたー」としか言わなくなった。中学と比べて生活がハードになった高校生活は本当に忙しい。最近は「暇だー」という言葉を言わなくなった。部活をやらなきゃ、勉強しなきゃと毎日が大変になってきてしまった。そんな高校生活を三年間、頑張っていきたいと思う。
 今日は市立高校と練習試合があった。試合で学んだことは「諦めない」ことでした。」1試合目は、10点差ぐらいで勝てましたが、2試合目は、2回までは0-5と点差を付けられていましたが、1点ずつコツコツと取っていき、7-7と引き分けにすることができました。試合は最後まで何が起こるか分からないけど、どんなに負けそうな試合になったとしても、諦めないことが大事だということを改めて感じました。高1としては、高2,3をサポートできるように頑張りたいと思います。
 寮生活では、外進生の人と仲良くなりました。とは言っても野球部だけです。この寮生活は、社会に出たら必ず役に立つと思います。勉強も大事ですが、人間関係は社会に出たら必要不可欠なものです。3年間、外進生、内進生が何らかの問題やケンカが起こらないように過ごしていきたいと思います。

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